「懲役30日」★★
凶悪犯罪を繰り返した大量殺人犯(三上)が逮捕されるが裁判の判決は何故かたった
懲役30日の刑。
死刑を免れしかもわずか30日で済むと聞いて歓喜する三上。
刑務所に着くと突然怪しい薬を投与されたりヒドイ扱いを受ける。
「たった30日ガマンすりゃ・・・」
しかし毎日拷問の様な仕打ちを受け続け心身共にやつれていく。
限界間際の中、遂に待ち焦がれた30日目がやってくる。
しかし薄暗い部屋に連れられ電気イスの上に座らせられる。
「そんな甘い話があるか」冷たい言葉が発せられ電流が流される…
…ふと三上が目を覚ますと、そこは刑務所に着いた最初の日、怪しい薬を投与されて、
まだたったの5分しか経ってない!
30日分の地獄を味あわす新種の幻覚剤がその薬の正体であった。
「よせ!やめてくれ!」三上の言葉も届かず次の薬が注射されていく…
30日後…
三上を迎えに来た相棒の女の前で刑務所から一人の男が出所してくる。
白髪となりミイラの様に痩せこけ廃人と化した三上であった。
相棒の女はうつろげに歩く彼に気付かずにずっと待ち続ける…