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〜第81夜〜

「軽い遊び」

少し前教室で暇を持て余したので、数人の友達といつもの遊びをすることにした。
携帯電話から非通知でランダムに番号を押してハンズフリーで電話し、かかったらその
相手をからかって笑うという悪趣味なもの。

その日は使われていない番号ばかりで、みんなが飽き始めた頃、ヒロという奴がかけた。
番号がつながった。

相手は女だった。

「もしもし」
「もしも〜し」
「もしかして、ヤス君?」
「ちげーよ、誰だよヤス君って、彼氏か?おい」
「ヤス君私を忘れたの?ずっと一緒だって言ったじゃない」
「だからヤス君じゃねーって」
「嘘。その低い声はヤス君だよ」
「だから…」
「その耳のほくろはヤス君だよ」
「……」
「そのお腹の傷はヤス君だよ」
「うっせ、切るぞ」
「やめて、切らないで、ヤス君」
「ふん、知らねーよ」
「まあいいや、すぐに会えるから」
「は?なんだこっちに来るとでもいうのかよ?」
「違うよ、ヒロ君がこっちに来るんだよ」
「え?」
「ひひひひひひひ」
そこで電話は切れた。

確かに彼の耳にほくろはあったが、お腹の傷はどうだかしらない。

あれがただからかわれただけなのかはヒロ君と会えない今と
なってはもうわからない。


〜第82夜〜

「家族旅行」

あるところに、お父さん、お母さん、男の子、女の子の4人家族がいました。
最近、お父さんとお母さんの中は冷え切り、ケンカばかり。

そんな家族ですが、旅行に行きました。
しかし、子供達が寝てから、夫婦はまたケンカになりました。
カッとなったお父さんはお母さんを殺してしまいました。

次の朝、お父さんは子供達に何も言わずに3人で出発しました。
色々と見て回り、疲れたので休憩することにしました。
すると、お兄ちゃんが、


「お父さん、なんで朝からお母さんのことおんぶしてるの?」



〜第83夜〜

「白い電話」

僕は小さい頃事故にあった。その頃から僕は、ばぁちゃん子になっていた。
ばあちゃんがいった。
ばぁちゃん「たぁ坊は白い電話を知ってるかぃ?」
たぁ坊 「白い電話?黒じゃなくて?」
ばぁちゃん「真っ白で綺麗な電話だよ
でも、誰でもかけたり話したりできるわけじゃないんだよ」
たぁ坊 「白い電話、見たいなぁ」
ばぁちゃん「たぁ坊にも、見えるはずだよ」

たぁ坊 「……?」

その年の夏、僕はいつものように里帰りをした。
家族、親戚が集まって、いつものようにお経が聞こえる。
かぁちゃんがまた泣いている。
かぁちゃんがおばさんに話をした。

「おばぁちゃん耳も聞こえなかったから…」

僕はかぁちゃんにいった。
「ばぁちゃんの耳、聞こえるよ、僕といつも話してるもん」
あれ…今度は、かぁちゃんの耳が聞こえないや…
しばらくして電話の音が聞こえた。
僕はその時すぐに思った。
あっ!白い電話が鳴っている!

きっとばぁちゃんからだ。
僕は電話にでた。
ばぁちゃんがいった。

「あんまり遊びすぎちゃ駄目だよ。そろそろ帰っておいで」

僕 「うん」

じゃあ、また来年ね。かぁちゃん。


〜第84夜〜

「隣人の声」

大学生になって念願の一人暮らしを始めた。
立派ではないけど俺の城だ。

…だけどひとつだけ気になることがある。
3ヶ月たつが隣の住人を見たこと無い。
たしか入居してるって不動産屋が言ってたけど…なんか気味が悪い…

更に気味が悪いことに夜中になると、その部屋から女の押し殺したような笑い声が聞こえる。
毎日決まって3時ぐらい…ヤバイ女でも住んでんのかな?


ある日体調が悪く大学をサボっていたら不動産屋が新しい客を連れてきたのが窓から見えた。
そこで隣の入居者についてちょっと聞いてみた。
「ああ、隣は君と同じ歳の男の子だよ、同じ大学の子じゃなかったかな?多分今いるよ」
俺は思いきって挨拶しに行くことにした。

「こんにちはー、隣のものですけど…」
「はーい、なんですか?」

出てきたのは普通の男だった。
「いやー、なんか越してきて一度も会ってなかったんで…
なんか不動産屋から同じ大学とも聞いたんで…」
「ああ、君も○△大学なんだ、これから宜しく!俺いつも遅くまで居酒屋でバイトしてる
からあまり家に居ないんだけどね」
俺たちは他愛も無い話をした。

「そういやあ時々女の子の声するけど…」
「ああ、彼女同じバイトなんで一緒に仕事入った日は時々終わってから
こっちに来てるんですよ」
「ふーん、そうなんだ、じゃあ彼女さんに宜しく」
「もし良かったら今度一緒に部屋で酒でも飲みましょう!
そっちの彼女が来てる時に」

なかなか良いやつだなぁ〜
あれ…でも、俺って彼女いるなんて話ししたっけ…
いないけど…w


〜第85夜〜

「砂嵐」

深夜、テレビの放送が終わると砂嵐と呼ばれるザーッという放送になる。
これは実話だが、あるとき地方テレビ局の中の人が夜勤のとき、あまりにも
暇だった。
そこで、砂嵐の時間帯に、見て楽しもうと思ったアダルトビデオを
うっかり公共の電波に流してしまったことがあった。


もちろん流した直後に数十件の抗議電話が殺到した。




〜第86夜〜

「連日の残業」

連日の残業続きで疲労がピークだ。
今日は金曜日。
明日から一時の休息が味わえそうだ。

適当な所で仕事を切り上げ地下鉄の駅へ向かった。
今日も終電一本前か……
呟きながら電車に乗った。
窓を叩く雨の音が妙に心地よい。
うとうとしていると乗り過ごしそうになった。
小走りで電車から降りる。
いつも通りコンビニでビールとおつまみを買い自転車で自宅へと急いだ。


〜第87夜〜

「呪いのビデオ」

友人から呪いのビデオなるものを借りてきた。
半信半疑で早速観る事にした。

…落胆した。
荒い映像で井戸が写し出され、しばらくすると中から髪の長い女が出てくる、という内容。

「リングそのままじゃんか…」
呆れかえり、その日はもう寝ることにした。

ギュィーーーン!!
夜中2時くらいだっただろうか、轟音で目が覚めた。
音の主はビデオデッキだった。
通常では考えられないようなスピードでテープを巻き戻しているようだ。
誤作動だと思いリモコンの停止ボタンを押すが反応なし。
本体のボタンも同様だった。
コンセントを引っこ抜いたらやっと停止した。

次の日起きるとビデオはエジェクトされていた。
そう、昨日のイカサマビデオだ。
「まさか昨日の誤作動はビデオの呪いだったりしてな」
もう一度確認する為、ビデオを無造作に突っ込んだ。

昨日と全く同じ映像が流れ始める。
だが昨日とは少し様子が違っていた。
映像が終った後、
「怖かった?」
とテロップが現れた。

昨日観た時はこんなの無かったのになと思いつつ、ビデオを友人に返す事にした。

「くだらんもの貸しやがって!それに最後のテロップで更に興醒めだ。」
「えっ?テロップって?」
「映像の最後に『怖かった?』ってテロップ入れてただろ」
「いや、そんなの入れてないが」
じゃあ確認しようって事になって、友人宅で再び出来損ないの呪いビデオを鑑賞する羽目になった。

ん?テロップがない…。
「見間違いじゃねぇのか?」
「いや…確かにテロップ入ってたんだ…」

俺は怖くなった。
その後更に怖くなった。


〜第88夜〜

「自殺」

サイレンやら何やらで外が騒がしいので、様子を伺いに出てみた。
すると下の階で警察が現場検証?らしき事をしていた。

「何かあったんですか?」と尋ねると「4階で飛び降り自殺があったんだよ」
うわぁ、と思って思わず下を覗いてみると、確かに下では誰かを 搬送しているようだった。
「危ないから覗かないでね」と言われ、俺だってあんまり長居したくないし、 早々に自分の部屋へ引き上げた。

しばらくして、どうなったかな?と気になって外に出てみると、 まだ警察の現場検証が終わってなかった。
現場検証ってやる事いっぱいあって忙しいんだなーと思って 「お疲れ様です、現場検証って時間かかるんですねー」
と警察に話しかけた。すると、警察は「いや、ちょっと不審な点が多くて時間が かかってる」と言った。
なんかあるんですか?と尋ねると、飛び降りたのは20代女性。
4階から飛び降りて即死だったらしいんだが、どうも飛び降りる以前に打撲の痕がある。
それに加え、階段に謎の血痕があり、結局それは彼女のものだったという。

いじめを苦にした自殺だろうなと思っていたが、風の噂でこんな事を聞いた。
恋愛と仕事の失敗で落ち込んでたらしい。



〜第89夜〜

「駅のトイレ」

OLしてます。
先日、地元の駅のトイレで覗きされてしまいました…
きれいなトイレではないので、普段は行きたくないのですが、
その時は我慢出来ずに駆け込みました。

用を足し終えて立ち上がると、不意に背後から視線を感じました。
ふと後ろのドアの方を見ると、トイレの床からドアまでの約5センチの隙間から
覗かれていたのです!

男性の目が、そこに2つ横に並んで私をじっと見てました。
確実に一部始終見られてます…最悪
もう恐怖と動揺で頭がパニックになり、震えが止まらず他の誰かが
トイレに入ってくるまで外に出られませんでした。

みなさんも気をつけて下さいね。


〜第90夜〜

「旅館の求人」

そこには某県(ふせておきます)の旅館がバイトを募集しているものでした。
その場所はまさに私が旅行に行ってみたいと思ってた所でした。
条件は夏の期間だけのもので時給はあまり、、というか全然高くありません でしたが、住みこみで食事つき、というところに強く惹かれました。
ずっとカップメンしか食べてません。まかない料理でも手作りの ものが食べれて、しかも行きたかった場所。
私はすぐに電話しました。

「…はい。ありがとうございます!○○旅館です。」
「あ、すみません。求人広告を見た者ですが、まだ募集してますでしょうか?」
「え、少々お待ち下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザ、、、ザ、、ザザ、、、 ・・い、・・・そう・・・・だ・・・・・・・・」

受けつけは若そうな女性でした。
電話の向こう側で低い声の男と(おそらくは宿の主人?)小声で会話をしていました。 私はドキドキしながらなぜか正座なんかしちゃったりして、待ってました。
やがて受話器をにぎる気配がしました。
「はい。お電話変わりました。えと、、、バイトですか?」
「はい。××求人でここのことをしりまして、是非お願いしたいのですが…」
「あー、、ありがとうございます。こちらこそお願いしたいです。いつからこれますか?」
「いつでも私は構いません」
「じゃ、明日からでもお願いします。すみませんお名前は?」
「神尾(仮名)です」「神尾君ね。はやくいらっしゃい、、、」


とんとん拍子だった。運が良かった。私は電話の用件などを忘れないように 録音するようにしている。
再度電話を再生しながら必要事項をメモっていく。住みこみなので持っていくもののなかに 保険証なども必要とのことだったのでそれもメモする。
その宿の求人のページを見ると白黒で宿の写真が写っていた。
こじんまりとしているが自然にかこまれた良さそうな場所だ。

私は急にバイトが決まり、しかも行きたかった場所だということも あってホっとした。

しかし何かおかしい。
私は鼻歌を歌いながらカップメンを作った。何か鼻歌もおかしく感じる。
日はいつのまにかとっぷりと暮れ、あけっぱなしの窓から湿気の多い生温かい風が 入ってくる。
私はカップメンをすすりながら、なにがおかしいのか気付いた。
条件は良く、お金を稼ぎながら旅行も味わえる。女の子もいるようだ。 旅館なら出会いもあるかもしれない。だが、何かおかしい。
暗闇に窓のガラスが鏡になっている。その暗い窓に私の顔がうつっていた。

なぜか、まったく嬉しくなかった。。
理由はわからないが私は激しく落ちこんでいた。
窓にうつった年をとったかのような生気のない自分の顔を見つめつづけた。


次の日、私は酷い頭痛に目覚めた。激しく嗚咽する。風邪、、か?
私はふらふらしながら歯を磨いた。歯茎から血が滴った。
鏡で顔を見る。ギョッとした。目のしたにはくっきりと墨で書いたような クマが出来ており、顔色は真っ白。、、、まるで、、、。

バイトやめようか、、とも思ったが、すでに準備は夜のうちに整えている。
しかし、、気がのらない。そのとき電話がなった。

「おはようございます。○○旅館のものですが、神尾さんでしょうか?」
「はい。今準備して出るところです。」
「わかりましたー。体調が悪いのですか?失礼ですが声が、、」
「あ、すみません、寝起きなので」
「無理なさらずに。こちらについたらまずは温泉などつかって頂いて構いませんよ。 初日はゆっくりとしててください。そこまで忙しくはありませんので」
「あ、、だいじょうぶです。でも、、ありがとうございます」

電話をきって家を出る。
あんなに親切で優しい電話。ありがたかった。
しかし、電話をきってから今度は寒気がしてきた。
ドアをあけると眩暈がした。
「と、、とりあえず、旅館までつけば、、、」
私はとおる人が振りかえるほどフラフラと駅へ向かった。

やがて雨が降り出した。
傘をもってきてない私は駅まで傘なしで濡れながらいくことになった。
激しい咳が出る。「、、旅館で休みたい、、、、」
私はびしょぬれで駅に辿りつき、切符を買った。そのとき自分の手を見て驚いた。
カサカサになっている。濡れているが肌がひび割れている。
まるで老人のように…
やばい病気か…?旅館まで無事つければいいけど…
私は手すりにすがるようにして足を支えて階段を上った。
何度も休みながら。
電車が来るまで時間があった。
私はベンチに倒れるように座りこみ苦しい息をした。
ぜー、、、ぜー、、、声が枯れている。手足が痺れている。
波のように頭痛が押し寄せる。
ごほごほ!咳をすると足元に血が散らばった。
私はハンカチで口を拭った。血がベットリ…
私は霞む目でホームを見ていた。
「はやく、、旅館へ、、、」
やがて電車が轟音をたててホームにすべりこんでき、ドアが開いた。
乗り降りする人々を見ながら、私はようやく腰を上げた。
腰痛がすごい。
フラフラと乗降口に向かう。
体中が痛む。
あの電車にのれば…
そして乗降口に手をかけたとき、車中から鬼のような顔をした老婆が 突進してきた。
どしん!私はふっとばされホームに転がった。
老婆もよろけたが再度襲ってきた。私は老婆と取っ組み合いの喧嘩を始めた。
悲しいかな、相手は老婆なのに私の手には力がなかった。
「やめろ!やめてくれ!俺はあの電車にのらないといけないんだ!」
「なぜじゃ!?なぜじゃ!?」
老婆は私にまたがり顔をわしづかみにして地面に抑えつけながら聞いた。
「りょ、、旅館にいけなくなってしまう!」
やがて駅員たちがかけつけ私たちは引き離された。
電車は行ってしまっていた。
私は立ち上がることも出来ず、人だかりの中心で座りこんでいた。
やがて引き離された老婆が息をととのえながら言った。
「おぬしは引かれておる。危なかった」
そして老婆は去っていった。
私は駅員と2〜3応答をしたがすぐに帰された。
駅を出て仕方なく家に戻る。
すると体の調子が良くなってきた。声も戻ってきた。
鏡を見ると血色がいい。
私は不思議に思いながらも家に帰った。

荷物を下ろし、タバコを吸う。
落ちついてからやはり断わろうと旅館の電話番号をおした。
すると無感情な軽い声が帰ってきた。

「この電話番号は現在使われておりません、、」

押しなおす

「この電話番号は現在使われておりません、、」

私は混乱した。
まさにこの番号で今朝電話が掛かってきたのだ。
おかしいおかしいおかしい。。。
私は通話記録をとっていたのを思い出した。
最初まで巻き戻す。

、、、、、、、、、キュルキュルキュル、、、、、     ガチャ

再生

「ザ、、、ザザ、、、、、、、、はい。ありがとうございます。○○旅館です」

あれ、、?
私は悪寒を感じた。 若い女性だったはずなのに、声がまるで低い男性のような声になっている。


「あ、すみません。求人広告を見た者ですが、まだ募集してますでしょうか?」
「え、少々お待ち下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザ、、、ザ、、ザザ、、、 ・・い、・・・そう・・・・だ・・・・・・・・」

ん??
私はそこで何が話し合われてるのか聞こえた。
巻き戻し、音声を大きくする。
「え、少々お待ち下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザ、、、ザ、、ザザ、、、 ・・い、・・・そう・・・・だ・・・・・・・・」

巻き戻す。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザ、、、ザ、、ザザ、、、 、、むい、、、、こご、そう・・・・だ・・・・・・・・」

巻き戻す。

「さむい、、、こごえそうだ」
子供の声が入っている。
さらにその後ろで大勢の人間が唸っている声が聞こえる。
うわぁ!!私は汗が滴った。。
電話から離れる。
すると通話記録がそのまま流れる。

「あー、、ありがとうございます。こちらこそお願いしたいです。いつから これますか?」
「いつでも私は構いません」

記憶にある会話。
しかし、私はおじさんと話をしていたはずだ。
そこから流れる声は地面の下から響くような老人の声だった。
「神尾くんね、、はやくいらっしゃい」

そこで通話が途切れる。
私の体中に冷や汗がながれおちる。
外は土砂降りの雨である。 金縛りにあったように動けなかったが私はようやく落ちついてきた。
すると、そのまま通話記録が流れた。
今朝、掛かってきた分だ。
しかし、話し声は私のものだけだった。


「死ね死ね死ね死ね死ね」
「はい。今準備して出るところです」
「死ね死ね死ね死ね死ね」
「あ、すみません、寝起きなので」
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」 「あ、、だいじょうぶです。でも、、ありがとうございます」


私は電話の電源ごとひきぬいた。
かわいた喉を鳴らす。

な、、、、なんだ、、、なんだこれ、、
なんだよ!? どうなってんだ??

私はそのとき手に求人ガイドを握っていた。
震えながらそのページを探す。
すると何かおかしい。
、、ん?
手が震える。。
そのページはあった。
綺麗なはずなのにその旅館の1ページだけしわしわでなにか シミが大きく広がり少しはじが焦げている。
どうみてもそこだけが古い紙質なのだ。
まるで数十年前の古雑誌のようだ。
そしてそこには全焼して燃え落ちた旅館が写っていた。
そこに記事が書いてある。
死者30数名。台所から出火した模様…
旅館の主人と思われる焼死体が台所でみつかったことから 料理の際に炎を出したと思われる。
泊まりに来ていた宿泊客達が逃げ遅れて炎にまかれて焼死。

これ、、なんだ。。求人じゃない。。
私は声もだせずにいた。
求人雑誌が風にめくれている。
私は痺れた頭で石のように動けなかった。


そのときふいに雨足が弱くなった。。

一瞬の静寂が私を包んだ。



電話がなっている…


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ヒント

第83夜
悲しいですが、たぁ坊はもう既に…

第84夜
隣の住人にも聞こえてるんですね。女性の声が…
とすると、この女性の声はどこから聞こえてくると考えられるか…
第85夜
クレーマーは嫌ですね。それにしても…
彼らは何を観ていたのでしょう…?
第86夜
主人公が乗っていたのは…

第87夜
よくこのビデオを再生できたと思います。

第88夜
この女性は一度目は失敗したのかもしれませんね…

第89夜
どうやって覗いていたのでしょうか…
その覗き主はもしかしたらもう…